ブラック企業で働くことで、短期間で集中的にスキルを身につけられる、ストレス耐性が身につくなどのメリットが得られる場合があります。しかしだからといって無理をするのはよくありません。体や心を壊してしまった後では遅いです。自分の体や心の今の状態を見極め、無理のない範囲で働きましょう。
ブラック企業のSEは、長時間にわたって作業をする機会が多く、よくありがちな職業病に注意する必要があります。デスクワークの弊害と言われているのが、長時間座りっぱなしによる健康被害です。ずっと座ったまま作業に集中していると、身体を動かすことを忘れてしまう人も多いでしょう。あまりにも長時間にわたってデスクワークを続けていると、筋肉や血液の代謝が低下して思わぬ健康リスクが上がってしまう可能性もあり危険です。慢性化することで死亡リスクにまで影響を及ぼしかねないため、すぐにでも対処法を取り入れましょう。
お勧めの対処法はスタンディングデスクの導入です。好きなタイミングで立ち上がって自席のまま作業を続けられるので、ちょっとした気分転換になり、業務効率がアップしたり、腰痛改善につながったりなど、得られるメリットは大きいでしょう。
ただし働いているのはブラック企業。頼んでも導入してくれない可能性が高いでしょう。卓上タイプを自分で買う方法もありますが、お金がかかってしまいます。
そこでもっと簡単に行える方法として、定期的にとくかく立つことをおすすめします。定期的に立ち上がるという動作を取り入れることで全身に血がめぐり、血行不良を防ぐことができます。立つついでに少し歩くとさらにベター。トイレ休憩や雑務の時間を設けて、適度に身体を動かすことがポイントです。また、立ち上がったときに軽くストレッチを行うと疲労回復にもつながり、身体をリラックスさせることもできます。これならお金もかからないので試してみてください。